グローバル拠点社員紹介

武漢萬宝井汽車部件有限公司部署:財務部

大谷 昇平2014年入社

2010年創立の武漢萬宝井汽車部件有限公司(W-YBM)は、ヨロズグループの中国第二拠点です。グループの中でも大きな生産能力を備え、巨大な中国市場における日系・欧州系カーメーカーへのサスペンションの供給を担っています。私は本社財務部で6年間勤務したのち、2020年の夏に経理課長として赴任してきました。会社全体は500名規模の大所帯ですが、私は5名のスタッフとともに、財務経理業務にあたっています。

海外ならではの業務の難しさ・やりがい

業務の範囲が格段に広がることが大変さでもあり、やりがいにもなっています。本社では一担当者だった私もこちらでは財務経理の責任者となり、本社では経験してこなかったような判断に直面する日々を送っています。会計はビジネスの共通言語ともいわれますが、国によってルールが異なる部分も多く、新たに勉強したりスタッフに教えてもらうこともしばしばです。そうした中で得た知識や経験は、今後仕事をしていく上での財産になると思っています。

今まで一番印象に残る海外拠点でのエピソード

赴任して1年後の2021年夏、市内でのコロナ再発生により居住地区が封鎖され、2週間の自宅隔離を余儀なくされました。入国時以来、ちょうど1年ぶりの隔離となりました。厳格な対策のおかげか、市内の感染者は20人程度で収束しましたが、日本との違いを強く感じた出来事でした。隔離がいつ終わるか分からない不安の中、スタッフが食材の差し入れをしてくれたり、近所の日本料理屋さんが弁当の宅配をしてくれたのは本当にありがたく思いました。

現在働いている海外拠点の魅力

皆仕事がスピーディで、改善活動に対して積極的です。その日の会議で生産現場の課題が議題に上がると、翌日には改善結果の報告がされています。財務部の頑張りどころである決算作業も計画的に手際よく進めてくれるので、後工程の私は大変助かっています。自動車業界も中国という国も目まぐるしく動いており、会社としても常に変化していくことが求められていますが、彼・彼女達のスピード感があれば対応していくことができると信じています。

海外拠点でのプライベートの過ごし方

休日は武漢市内を散策することが多いです。市とはいえ東京都の四倍の面積があり、歴史ある寺院や街並み、湖などの自然も多く残されており、多様な魅力のある都市です。大学が多いことでも知られる武漢ですが、中でも武漢大学は桜の名所としても有名で、毎年多くの観光客が訪れます。私が観に行ったときは満開とは言えませんでしたが、桜を見てほっとした気持ちになりました。他都市への交通の便もよいため、コロナ禍が収束し、気軽に国内旅行ができるようになる日が待ち遠しいです。

ある日の一日

7:30 出社

他の出向者と一緒に社用車で出社します。

7:50 予定確認

会議や来客の有無を確認し、一日の仕事の順番を組み立てます。

8:00 メール

1時間の時差がある日本から急ぎのメールが来ていれば対応します。

8:30 承認業務

仕訳伝票や支払データの承認をします。

11:00 月次決算報告

総経理(社長)に前月分の月次決算の内容を報告します。

12:00 昼食

食堂では数種類のおかずから選べるので、辛く無さそうなものを選びます。

12:40 昼食会

全部署係長以上が出席する定例会議で社内の状況を把握します。

13:30 部内ミーティング

中国の会計基準・税法の適用解釈について、スタッフと確認します。

14:00 資料作り

決算監査での論点についての説明資料を作成します。

17:30 帰宅

片言の中国語で運転手との雑談に挑戦しています。